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2006年8月24日 (木)

辛口 八月納涼歌舞伎批評

歌舞伎役者の皆さん もっと かぶいて下さい

8月8日に幕を開けた「八月納涼歌舞伎」に 翌日の9日に 例年と同じように

2部 3部の切符を買って 出かけた。

今年は 中村勘三郎が 襲名巡業のため 姿が見えないのが 寂しい。

2部 吉原狐    はやとちりの芸者 おきち(福助)が起こす騒動が 可笑しく

            また 珍しい橋之助の女形と福助兄弟の丁々発止も 楽しませて

            くれた。 

   駕屋      三津五郎の駕屋は さすが踊りの名手 いつもの切れのいい

            舞が健在。 そして 特記すべきは 故坂東吉弥の孫 小吉の

            犬。初舞台と思えない舞台度胸の良さと 筋の良さが 三津五郎

            の舞に 決して負けていない。 心をこめて むく犬を演じている

            それが 客席に伝わってくる。 マンネリしている役者さんは

            見習って欲しいと云っては いいすぎか?

三部 南総里見八犬伝

            犬年にちなんでの八犬伝 だそうだが つまらなかったなあ・・

            演じてる役者が 楽しくなくて なんで お客が楽しいの?

            と いいたくなる舞台だった。最後の大屋根のみせどころ

            追われてるはずの信乃(染五郎)のすまし顔からは 追われる

            者の闘志 危機感 なにも 伝わってこない。 

                           確かに 斜めの屋根では 危険もあるだろう 

                           だからよけいに 覇気が感じられていいはずなのに 

                          ただ舞台も衣装も華やか ・・だけだった。

            歌舞伎 て かぶくのでしょ。 

            特に 八月の納涼歌舞伎は その性格が色濃いはず。

             ☆            ☆         

先日 池波正太郎の本を 読んでいたら 戦中 戦後いかに歌舞伎役者の方々が

歌舞伎の存続を危ぶみ 苦労されたかが書いてあった。 今日のような舞台を見ると

そういう名優といわれた先輩役者に 一ファンとして 申し訳ない気持ちになってくる。

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