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2007年1月10日 (水)

満足感いっぱいの「初春大歌舞伎」

Img_0844  新年にふさわしい演目が揃った 1月の歌舞伎座。

 1年間 歌舞伎座に姿を現さなかった 勘三郎に逢いたくて

 いそいそと出かけました。

昼の部の「俊寛」 「勧進帳」 は 何回か観てるし 何より 勘三郎がライフワーク

と云ってはばからない 「春興鏡獅子」 ・・・・これを見逃すことはできません。

一、  廓三番叟  御年八十七歳になられる 雀右衛門のきれいな御姿。

            相変わらず いつもお元気な富十郎。 二人の舞は 初春

            にふさわしく 目出度い。

二、 金閣寺    悪役 幸四郎の松永大膳。  大膳に捉えられ嘆きの雪姫は

            玉三郎。  雪姫を救う 吉右衛門の此下東吉。

            これ以上ない役者が揃って 素晴らしい舞台を観せてくれた。

            特に 玉三郎の 雪姫は 気品があり かわいらしさもあり

            縛られた身で 足で桜の花びらを集め ねずみの絵を描くという

            むつかしい名場面も 格調が少しも毀れず さすがでした。

三、春興鏡獅子   少し痩せられたかしら勘三郎さん。 小姓の弥生のういういしさ

             が すっきりしたお顔にぴったりで 舞も可憐。

             それに 長唄囃子連中の 演奏の素晴らしさ。

             緊張感のある舞台 ていいですね。 橋之助の息子たち子役

             の踊りも見劣りしなかったし いよいよ 後ジテ。

             力つよい獅子の舞も 演奏と一体になって 舞台を作り上げて

             いきます。

四、切られお富   鏡獅子で もう充分満足なご馳走に え、まだ 演目があった?

             という気分だったが・・・・これが これが 福助の百戦錬磨の

             お富役で 客を湧かせてくれた。 お富役は 初めての挑戦

             とあったが 適役でした。

歌舞伎の恩人とも云える永山会長が 昨年12月13日亡くなり 役者の皆さんも

身の引き締まる思いをされたのではないでしょうか。・・・今月の舞台は 隅々

まで 心の行き届いたいい舞台でした。

私の隣に座ったかたは 今月は毎週いらしてるそうですけど 本当に この舞台

だったら 今日でも明日でも もう1度観たいと思います。

舞台が終わって 帰り仕度の背中に 

「楽しみに待ってた時は 長かったけど 始まったらもう 終わりね」

という声が聞こえてきました。  考えれば正味4時間余りの長時間 少しも

退屈せずに 舞台に我を忘れ 楽しみました。      謝!  謝!!

             

            

         

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