カテゴリー「「拝啓、父上様」」の記事

2007年3月23日 (金)

「拝啓、父上様」(終) 拝啓・・倉本さま

Img_2220  過去から未来へ 穏やかな時間が ドラマにながれ

 茶の間に癒しを 贈ったドラマでした。

 ここの人たちは みんな 傷つきながらも 人を恋い 

Img_2227  人を想い 人を包みこみ 生きていける人たちね。

 ・・・・・そんなことは ドラマの中だけなのかしら?

 2007年の現実は 憎しみも うらみも 生のまま 剥き出しで

横行している ・・・・・と思える。

でも ・・・・・ 誰でも底にもっているのは 温かい人間性 だと思いたい。

私を含めて・・・・。   人を信じる。  自分を信じる。  人に優しくする。

自分を大切にする・・・・。 ドラマを観て そんなことを 改めて思いました。

          ☆                ☆ 

Img_2261  おかみさんが鴨川にいってしまったことは 悲しいけど

 仕方がありません。 お向かいの家や坂下の壊れる音

 更地になった坂下なんて おかみさんの病状を悪化させる

だけでしょうからね。 送り出す娘の律子が一番つらいでしょうね。

 雪乃ちゃんの哀しい恋の話 ・・・ この人の生き方が 浮きぼりにされ

一平の恋も 落ち着きを取り戻しました。

・・・・・ 今週の高島礼子は 一番きれいでしたね。  八千草薫も愛らしく

きれいです。  できるなら こういう年のとりかたをしたいものです。

神楽坂の町並みは壊れても 人は変わりません。  たとえ よそから転入して

きた若い人たちで 世代交代があっても 人は優しさをもっているのですから・・。

Img_2260  拝啓・・倉本さま あなたの 「優しい時間」 は 文字どおり

 優しかったけど ・・・・・ 「拝啓、父上様」 は より優しい

 ドラマでした。  

楽しく ちょっとほろっとし 決してノスタルジーに流れない 心に沁みる

ドラマを ありがとうございます・・・・・。         謝!!    謝!!

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2007年3月16日 (金)

「拝啓、父上様」(10) あんたの父親は・・・・あたし!

Img_2137  楽しいはずの 新年初のデートが ナオミの父が

 津山冬彦だということが分ってから 一平の世界は

 一転しました。

夜も眠れないパニック状態・・・・・。  それは なりますよね。

もし 自分が津山冬彦の子供だったら 

ナオミとは 異母兄弟になってしまうのですもの。

一平の恋のゆくえは・・・・・・。

母親の頑固な父親かくし・・・・・・・父親を教えるのは 母親の義務。

でも 母親は自分の生き方の 「美意識」 をとるのよね。

おそらく 父親を誰とも明かさず 女ひとり生きてきたことが

雪乃の生きるささえだったのでしょう。

息子の初恋ごときで明かせない・・・・・と 雪乃は酔った頭でつっぱります。

・・・・・・まだ雪乃は ナオミが津山の子だということまでは 知らないのです!

さてさて 来週は 雪乃は一平の父親を明かすのでしょうか

今週は 一平の父親さがしに 終始しましたが 

毀れていくおかみさんの状況は 映しだされました。

・・・・・ おかみさんの毀れかた 愛らしく 哀しい毀れかたね。

人間 辛いことから逃げたくなる・・・・・・。

極限までいっちゃうと毀れることもある。  現実を認めたくないのね・・・・・・。

坂下のおかみさん 律子 竜次 雪乃 ・・・・ あるいは 中居さんたちも

それぞれがそれぞれの 哀しさを持ちながら 

古い町並みの残る 神楽坂で生きている・・・・。

辛い現実を 笑いを交えながら 品よく話をまとめていく

脚本のちからに感心してます。

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2007年3月 9日 (金)

「拝啓、父上様」(9) おかみさんが 毀れました・・・

Img_2068  いよいよ 坂下の土地の測量が始まりました。

 ビルの建設に向けて 着々と準備が始まったのです。

 ・・・・・見えないところで おかみさんの心も毀れていくのです。

おかみさんが エサをやっているノラ猫の 三四郎もブチも 消えてしまいました。

・・・・おかみさんの心の毀れが進行しています!

寂しく そして あわただしい坂下の暮れが終わり 

ドラマは 一平の恋が舞台です。

元旦の七福神めぐりで 一平の彼女(?)を

雪乃ちゃんとおかみさんで観察です。

・・・・・結構 おかみさんも喜んで一平たちを つけ回していましたが・・・・

このことも 眼にみえなく おかみさんの心を 毀していったのではないかしらん。

そして・・・・とうとう おかみさんの異状は 

皆の知ることとなり 病院に入りました・・・・・。

    かあさんをあそこまで 追い詰めたのは 私。

    ・・・・・みんな わたしのせいよね。

律子は 泣いて自分を責めますが 律子のせいばかりじゃないのです。

それは 勿論 坂下が無くなってしまうことは 大変なことだけど

発端は だんなさんが 死んだことです。

愛する人を亡くすこと ・・・・・ 孤独 ・・・・。

そういうものが 人の心を 蝕んでいくのです。

来週の予告は 一平の父親騒動。 だって 好きなナオミの父親が・・・・。

一平に詰め寄られる 雪乃ちゃん ピンチ!

もちろん 当の一平は 大ピンチね。

最終回まで あと2回。  坂下の行く末も おかみさんの病状も 気になります。

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2007年3月 2日 (金)

「拝啓、父上様」(8) 保さん2世はいやだ!

Img_1972  時夫は クリスマスコンサートは 駄目になっちゃったし

 ボーナスも出ない。

 一平は優しいから・・・・・ それに 自分も時夫に

コンサートの切符渡しちゃったほうが都合がいい。

・・・・・・ で 切符を時夫に上げちゃいました!

勿論 それは 雪乃ちゃんの云うとおり 時夫にも お嬢さんにも失礼なこと

だったんだけどね。 ・・・・それで 大問題に発展してしまいました。

責められても 怒りを飲み込んだ雪乃ちゃん 健気でしたね。 いい女です!

それにしても 律子の身勝手さ。

こういう経営者に仕えるということは 人生の浪費に思えるわね。

竜次さんみたいな 魅力的な人がいれば 話は別だけどね。

      自分で行く道は 自分で考えろ。

      ただし 利害で考えるな。  

      利害で動くのは くずのすることだ。

竜次さんの生き方 そのものね。 

若い人には 添ぐわない言葉かもしれないけど こういう筋の通し方で

生きた人たち。 ・・・・父の代には 沢山いた気がする。

ヤクザの娘かも知れない という時夫のカン。

・・・・そういえば 誰かに追われていましたね ナオミ。

時夫のカンは はたして当たっているのでしょうか。

最終回まで もうひと山もふた山もありそう。

まだまだ 純情一直線の一平のことが ファンも心配です。

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2007年2月23日 (金)

「拝啓、父上様」(7) ボク、狙われてマス!

Img_1881  おかみさんは ずーと昔から ノラ猫にえさをあげてきた。

 ところが 新しい居住者が 猫にえさをやるな と文句をいう。

 ・・・・・このエピソードで 古い町が人の流れで

変わっていくのが よく伝わります。

腰の座っている人間は 強い。

おかみさんは おっとりと やはり 強いのです。

坂下の移転問題と 平行して起きている 一平の青春物語。

ユーモラスに仕上がっているのは 脚本の良さも 勿論だけど

二宮和也 と 八千草薫 が役を楽しんでいる。  特に 八千草薫。

ゆとりがあって のびのびしていて おかみさんキャラを 心底楽しんで

いるのが うかがえる。  

・・・・みているこちら側も いつの間にか ほほえましくゆったりしている。

町の新旧交代の ほろ苦さも いい味です。

今週は 時夫がガンバリました!

これは 実際の神楽坂の話だけど 文士や映画関係者がよく使っていた

旅館も姿を消しました・・・・ そんなこんなも つらつら 思い出したりします・・。

こういうドラマのあとに流れる曲。 ・・・・曲もいいけど やはり ドラマの

出来がいいと 曲がしっとり 心に沁みるわね。

森山良子の曲 「手」 改めていいなと思った。

 

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2007年2月16日 (金)

「拝啓、父上様」(6) 形あるものは毀れる

Img_1817  一平はホントに 素直ないい子ね。

 父親が誰か分らないことも 富山で祖父母に育てられたことも

 母親の一存で 板前の修業に入ることも

全部素直に受け入れている・・・・。  その上 母親に憧れを持ち続けて・・・・・

こんないい子 2007年の今 探せばいるのかな。 いても少数派?

 甘えの構造でいえば 母親の勝手で 父親を教えてもらえないこと・・・

その他 いろいろなことが 受け入れ難く 

ことごとく ぐれる口実になるはずなのにね。

坂下は時代の流れとともに変貌しょうとしているけど

竜さんや その他 昔のかぐら坂を愛する人間は そんなに器用に生きられない。

ここからは ちょっと私ごと!

自分が60年も生きてきた・・・・・・なんていうことは 鏡を見たとき(笑)と

このようなドラマを観たときしか 思い出さないけど(笑)

私も40年 50年前の神楽坂 新宿・・・・東京にまだ 都電が走っていたころ

街にビルより 木造のほうが多かった時代を知っている。

・・・・あれから 日本中に吹き荒れたバブル時代。 そしてバブルがはじけ

どれだけのものを 失ったのでしょう・・・・・・・。

もしかすると 一平みたいな子も 失ってしまったかも知れない・・・・・。

だとすると ホント どうかしてるわよね。私たち・・・・。

他人ごとみたいに 子供が起こす犯罪のニュースを 観てちゃいけないのです。

脚本の 倉本總は私より 一世代上。

失ったもの 得たものの感慨は 私たちより深いかも知れません。

今週は ドラマを観ながら そんなことを考えていました。 

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2007年2月 9日 (金)

「拝啓、父上様」(5) 時の流れと一平の恋

Img_1426  女将さんの愛らしくも単純なキャラ。 一平もその点は

 似てるかな。・・・パリもロンドンの違いも分らない 愛らしさです。

 ドラマの重石役になっているのは 竜さん。 渋いいい役よね。

若女将は 憎まれ役から 今週少し印象が良くなったわね。

時代の流れと共に 動きを見せる こういうキャラの配置のうまさが 

ドラマの巾と奥行きを出します。

今週は めまぐるしく場面が変わりました。

事件から 一夜明けた一平の評判。・・・・その一平が坂下に辞表を出すという

男のケジメ → 父への思慕 → マドンナとの出会い → 坂下の娘の心情 

→ 坂下に戻った一平の耳に 竜さんが包丁を捨てるという情報が入る。

これだけの動きを滑らかに 歯切れよく ユーモアを失わず描き切りました。

・・・・・ベテランの味です。

視聴者はもう 坂下の行く末 竜さんの行く末 そして 何より一平の恋の

始まりにもう思いが馳せています!

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2007年2月 3日 (土)

「拝啓、父上様」(4)赤いパンツが夢に出て・・・・

Img_1316  やっぱり 倉本脚本は面白い!! 役者さんたち よく

 吹いちゃわなくて演技しますね。

 トントントーンと はぎれよく 生きのいい江戸っ子を思わせる

テンポで 話を進めて 品のいい落語を 観ているみたいな場面が沢山あって。

・・・・・・そして いつの間にか 一平が捕まるまでいってしまう。

一平が捕まって 口を割らないところから ドラマは速度をまして 

中盤に入っていくのね。

これ 無事一平が お金を盗み出したら 話は平板で もたつきますもの・・・・・。

うまいですね・・・。  え それから どうなるの?? と視聴者を引きつけます。

「僕の生きる道」 も 「Dr. コトー先生・・・・」 も いい脚本と思うけど

倉本聰のは また 違う。 ・・・・人生経験 年輪の深さが感じられる 脚本ね。

・・・・ 脚本 脚本 て これ書いていて 初めて思ったのだけど 

脚本 て 本の脚・・・なのね。   脚は しっかりしなくちゃね。

しっかりした脚で 見事に踊るドラマを 木曜日 10時には 観られそうです!!

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2007年1月27日 (土)

「拝啓、父上様」(3) 八千草薫 VS 森光子

Img_1253 本妻役の森光子さん さすが上手です。

    お預かりしたお守りは 確かに胸に抱かせました。

    (略) 指先がふれていたようでございますから 本人も

              分ったようでございます。どうぞご安心なすって下さい。

 これだけのせりふ言える本妻 もういないでしょうね。

夫を亡くした寂しさと 愛情が二分されていた寂しさ それに本宅の人々の妙な

活気。 本妻の心にポッカリ穴を開けるものは 沢山あります。

その穴のほんの少しを埋めてくれるのは愛人・・・・・と思ったのかも知れません。

・・・・・・ 皮肉なものですね。

    もう一度 ここに来たかったでしょうね。  あの人・・・・。

ひたすら 頭を下げ続ける愛人。 ・・・・ でも 何処か誇らしそう・・・。

 二人とも 人間の質がいいのね。 でも 苦労した分 本妻には厚みがあります。

愛らしくてちょっと単純な愛人。   政治家の夫を支え 苦労人の本妻。

その対比が 見事 二人のベテラン女優によって 浮き彫りにされました。

・・・こんな いい映像なかなか見られないでしょうね。

若手も負けずに 頑張っています。

指の長い作家が 母親と交流があった!

花板の竜次に連れていってもらった飲み屋で 偶然耳にした客のうわさ話。

竜次さんの話など ほとんど しどろもどろに答える一平。

二宮和也・・・・ 「優しい時間」 でも好演していましたが また一歩進んだという

感じです。  一平の初恋も気になりますね。  いい演技を期待してしまいます。  

さて 「坂下」 では おかみさんが家出してしまいました。

おかみさんは タクシーで何処に行ったのでしょう・・・・・??

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2007年1月19日 (金)

「拝啓、父上様」(2) 女将さんのダンナがこの世から消えた!

Img_0974  熊沢先生が 亡くなった。  愛人だった坂下の一家は 車で

 本宅の近くまで行き 手を合わせる。

 勿論 喪服を着て・・・・・。 愛人の模範?ね。

こういう愛人 今は少ないだろうな。  それだけ世の中 人の質が悪くなっている。

まァ 愛人とか 愛人をもつ代議士とか 積極的に認める気はないけど

そういうこと しちゃうのも 人間なのよね。

 来週の予告だと 本宅の奥様が坂下を 訪れるみたいね。

本妻 VS 愛人 ・・・・・ 共に愛する人を失った二人が どんな会話をするのか

聞いてみたい気がする・・・・。

ドラマ的に云えば どういう会話をかわすかで ドラマの性格もはっきりしてくるし

筋の行き先も見えてくる・・・・ていうことね。

 今週は 八千草薫のたたずまいと 高島礼子の色っぽい横顔が 印象的でした。

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2007年1月12日 (金)

「拝啓、父上様」(1) ベテランはひと味ちがう・・

Img_0881  倉本總の「前略 おふくろ様」 以来31年ぶりの下町人情ドラマ。

 やはり ベテランが描く世界は 違いますね。

 それに 演出も 映像もこなれている。 

倉本組というのかな 演出の宮本理江子さんは 「優しい時間」手がけた人だし・・。

冒頭 神楽坂をさりげなく 映しだし・・・築地の魚市場の活気。

老舗料亭の裏舞台を テンポよく映しだす。

・・・こういうテンポに 律子役の岸本加世子 ピッタリの人。

対照的な おっとりとした夢子役の八千草薫。 

板場の梅宮辰夫 高橋克美。  配役も適材適所です。

また 「優しい時間」 で好演した 二宮和也の一平役。 再度の主役?が嬉しい。

私ごとですが・・・姉妹の嫁ぎ先が神楽坂方面でした。

甥の小学校時代 政界の大物の愛人が 堂々とその姓を語り通学していた由。

そんな 昭和?年当時のことを思い出しながら 

何やらきな臭いにおいもするドラマを観るのも リアリティがあって 面白い。

そして 随所に出てくるナレーターの言葉

     そんなことは ゼンゼン知らなかった・・・

     ・・・・ドキドキしていた

など 「北の国から」 以降のファンには 馴染みのフレーズ。

これも 懐かしく 嬉しい・・・・ 嬉しいと云えば 「お前の蕪蒸し もう食えないなあ」

と云わせた蕪蒸しが 本当に美味しそうに アップになりましたね。

これから放映される 料理の数々も楽しみです。

きな臭いそして テンポのいいシーンで詰めてきて 突然のスローの林檎のシーン。

光射す坂道 弾む林檎 若い3番板前と フランス語のお嬢さんの出会い。

ふっと ここだけに きれいな風が吹いているような・・・・。

うまいなあーと 感心しました。 

夢子の こっちにきて・・と竜次を近づけるシーンと共に ・・・・・ベテランの味ですね。

 

 

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