カテゴリー「映画 舞台」の記事

2007年11月12日 (月)

二つの十月大歌舞伎 ・・・ 新橋演舞場と歌舞伎座

10月のある週 歌舞伎を1日おいて 2つ観た。

まず最初は 新橋演舞場での 十月大歌舞伎。

・・・・・・・ 中村勘三郎が 出ずっぱりで 舞台を楽しませてくれます。 出し物は・・

1、 「俊寛」

2、 「連獅子」

3、 「人情噺文七元結」

・・・・・・・ 1、の 「俊寛」 は ご存知 歌舞伎18番!!

島流しされた俊寛に やっと赦免がおり 都に帰れると分かった日 

船に乗れるのは ・・・・・・

近松門左衛門の人情の機微をあらわした名作!! ・・・・ です。

・・・・ 聞けば 中村勘三郎の 「俊寛」 は 13年ぶりとか。

以前 この演目の当り役 吉右衛門が ・・・ そして 幸四郎の俊寛も観ましたが

・・・ この 「俊寛」 を勘三郎がどう演じるのか 楽しみでした!!

・・・・・・・ 七之助が ピョンピョン(変ないいかただけど そんな印象・・・・・)

しているのが 場違いの感じで ちょっと気になったけど 期待どおりの

力のこもったいい舞台でした。

2、の 「連獅子」 は 中村勘三郎 勘太郎 七之助 ・・・・・と

親子3人の贅沢な 「連獅子」

勘三郎は 主役として 舞台に 3つとも 出っ放し。

その集中力の気力の凄まじさ!!! 

・・・・・ これで 夜の部は 森光子との芝居が まっているのですから

お・ど・ろ・き・・・・・です。 脂の乗り切っているときは こんな舞台も可能の

してしまうのですね・・・・・・・。

3、は 「人情噺文七元結」   ・・・・・ 気持のいい世話物噺の名作。

己の窮状も顧みず 身投げを助け 逆に 「福」 が飛び込んでくるという

江戸っ子の心意気が 余すところなく表現されていました。

・・・・・・ こういう役を 勘三郎の演らせたら 右に出る人はいないでしょうね。

正に 中村勘三郎 『奮闘』 !!!!

今や 脂の乗り切った 『勘三郎』 を リアルタイムで観れるのは

し・あ・わ・せ・・・・・・というものです。

本日 11月12日 「はなまるマーケット」 に 勘三郎が出演。

12日間のお休みをもらって 今日から アリゾナに出発するということでしたが

映画 舞台と乗り切っての休暇。   別荘を建てたそうな。 

アリゾナ・・・・というところが 分かる気がする。

・・・・・ 12月には 歌舞伎座の舞台も待っています。

1ファンとしては 英気を養っての 12月の舞台を 楽しみにしています。

さて さて ・・・・・ もう1つの舞台は 歌舞伎座 「芸術祭十月大歌舞伎」

勘三郎を観た 翌々日に行ってきました。

夜の部は

1、 通し狂言  怪談 「牡丹燈籠」

2、 「奴道成寺」

「牡丹燈籠」 は お峰役に玉三郎 ・・・・ 伴蔵 には 仁左衛門

ときては 期待も高まります。

まして 珍しい 「通し狂言」 ・・・・・・ 「通し狂言」は 観たことがないので

その興味もありました。 ・・・・・・ けれど・・・・・・・・・・

大西信行の脚本は カットされているのかしら????

・・・・・ 舌足らずの筋書きでした!

また 怪談だから 当然でしょうが 舞台照明が 終始暗く メリハリが

話しとしてはあるのですが ・・・・ 

照明に もうひと工夫あるといいと おもいました。

歌舞伎は かぶく・・・・・ 常識をこえて 場面によっては ハッとする

演出が欲しかった!!!・・・・・・・・・ です!

2、 「奴道成寺」 ・・・・・・ 踊りの名手 三津五郎の舞も

前々日に力のこもった 誠実な舞台を観たせいでしょうか・・・色あせて見えました。

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2007年9月 5日 (水)

「八月納涼大歌舞伎」 見応えのある第三部

毎年楽しみにしている 「納涼歌舞伎」に 今年も行ってきました。

千秋楽の一日前・・・・・ 第二部  三部 と続けて観ました。  ・・・・ でも

第一部  「磯異人館」  「越前一乗谷」   友人の話では 「越前一乗谷」

      の 福助 橋之助 三津五郎の踊りが とても良かったようです。

第二部 一、 「ゆうれい貸家」  原作者 山本周五郎

         ゆうれいが商売をするという なんともユーモラスな芝居。

         ゆうれいの福助が いつもながらの蓮っ葉な辰巳芸者を演じ

         怠け者の桶屋 弥六 役の 三津五郎との 丁々発止が面白くて

         八月の 納涼歌舞伎にぴったりな 出し物でした。

     二、 「舌切雀」 渡辺えり子 作 演出

         幕開け 壮大なファンタジーを予感させる フクロウ 雀など

         よく練られた衣裳で 期待したが いっこうに面白くなかった!

         渡辺えり子作 は 前回の 「今昔桃太郎」 についで二作目。

         「今昔桃太郎」でも 深く失望したが こんども ガッカリ!!

         それでも 真剣に演じる役者の皆様の力で どうにか終わったけど

         脚本に 才能の切れ端も感じられなかった!

         勘三郎と個人的に親しいのは 分かるが はたして 

         こんなおざなりな台本を 歌舞伎座の舞台にあげていいのか 

         と思う作品でした。

         新作は 野田秀樹など 手がけて好評を得ているが 

         どうしても 渡辺えり子作は 残念ながら 見劣りする。

         個人的には 渡辺えり子 好きなのですが・・・・・・・。

第三部 通し狂言 「裏表先代萩」

         二部の失態を打ち消すような 素晴しい舞台でした。

         先代萩は 歌舞伎座では よくのせられる演目ですが

         通し狂言で観るのは 始めて。

         役者の皆様も 皆 新しい役とあってか 真摯な芝居が

         観るほうにも 伝わってきます。 

         特に 三役をこなす 勘三郎の実力。

         「ゆうれい貸家」とちがう キャラクターを演じる 福助・・・・・

         ともに 素晴しかったです。

      

いつも 「納涼歌舞伎」といえば お化け・・・・・ そして ちょっと いつもと違う

笑いが 暑さを忘れさせてくれる 舞台になっているのだが・・・・・・・

今年は 三部が 本格的な 通し狂言で あれっ? お化けじゃないの?

と思ったのですが・・・・・・・ 納得しました!!

第二部の 「舌切雀」 考えたら 本格的な芝居もってこざるを得ませんね。

おかげで 充分楽しみましたけど・・・・・・。

・・・・・ 二部だけご覧になったかたは 気の毒でした! 

       

         

      

      

       

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2007年8月30日 (木)

「海は見ていた」 火のうちどころのない映画

ビデオに撮ったきり そのままにしていて・・・・・ ようやく 観ました。

巨匠 黒澤明監督が生前 撮影寸前までもっていって 失念した作品。

この作品を 熊井啓監督が引き受け 見事に花をひらかせたもの。

深川の岡場所を舞台にした 遊女の生活がいきいきと描かれている。

この種の筋としては 珍しく ラブストーリーに出来上がっているのも嬉しい。

粋な遊女 菊乃を演じる 清水美砂。

初々しく すぐにお客に恋してしまう お新に 遠藤凪子。

撮影の 奥原一男 ・・・・・・・ 画面1枚 1枚がよく描かれていて

1枚の無駄もないという 構成のうまさ 素晴しさ。

原作の山本周五郎の世界が この上なく 気持よく描かれていた!!!

・・・・・・ ひとつだけ 贅沢を云わせて貰えれば

「海は見ていた」 という題名。

最後までくると 分かるのだが ちょっと 地味??

せっかく いい映画なのだから もっと集客できる題が欲しいと思いました。

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2007年8月16日 (木)

「怪談」 観てソンはしないけど・・・・・

それぞれが それぞれの持ち場で 充分な緊張をもち 演じきっているのに

観終わったあと なにか足りない・・・・・・。

足りないものを探してしまうのは 贅沢というものかしら・・・・・??

・・・それほど みんないい。

菊之助はきれいだし さすが歌舞伎役者だけあって 

立ち回りの見事さ 美しい切れの良さは 抜群。

・・・・・ 役者も映像も ワンシーン ワンシーン 気合がはいっている。

でも もしかしたら それが 欠点なのかなァ・・・・・・・。

話はつながっても 気持がつながらない・・・・。

新吉の苦悩  豊志賀の哀れさ・・・・・ 

人間のもつどろどろした感情に 実感がない。

豊志賀が 望みどおり新吉を抱いてのラストシーンなら

お久が 新吉を沼に引きずり込もうとするシーンは その後ろに

何らかの形で 豊志賀がバックにいることを 分からす映像が欲しかったわね。

そうすれば 豊志賀の新吉に対する執念が もっと鮮明になる。 

最後に観客が 「これで 豊志賀が新吉を取り戻した」

と思えるように・・・・・ あの美しいラストシーンがもっと生きるようにして欲しかった。

菊之助 若くてきれいだけど 人間の深いところを演じるのは まだまだね。

でも 非常に 将来が楽しみな役者。 これで深みが出たら 鬼に金棒です!

黒木瞳 珍しく演じよう 演じよう・・・というのが 前面に出てしまって・・・・・・

頑張りすぎだった?

怪談なんて もっとも 人間くさい話なのに 人間臭さが出てこない ・・・・。

みんな 頑張っているのにね・・・・・・。

でも お金だして観て 決して ソンはしません。

 

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2007年7月10日 (火)

「ダイ・ハード 4、0」 死なないことはいいことだ・・・・梅雨のストレス解消にピッタリ!!

ダイ・ハード て No1が一番面白かった・・・・・ だから 今回はNo1を

越えられるか?・・・・ などと話しながら 梅雨の真っ只中の日曜日

初老夫婦2人で 行ってきました。

最初から最後までの サービス旺盛なカーアクション!

ワイドスクリーンで観ると 気が晴れます。

梅雨のうつうつとした ストレス解消には ピッタリ!!でした!

ブルース・ウィリス扮するジョン・マックレーンは いつものことながら

なんで こんなハードなアクションでも 死なないの??? と思いながらも

死なないことは いいことだ!  愉快なことだと思えるエンターティメント性。

これでもか これでもかというアクションの中での 父と娘の心の交流。

相も変らぬ セオリーどおりの話だけど こういう映画は それでいいのよ!

と割り切ってしまえば 気にならず 素直にほろっともする。

とにかく お金がかかってる映画ね。 興行成績がよければ そんなお金

すぐ 取り戻せちゃうのでしょうね・・・・・。  

これでブルース・ウィリスの出演料は・・・・・・ などと 

庶民の考えることは チイサイ・・・・ちいさい。

兎にも角にも 元気になって 映画館を出て 美味しいものを食べて帰宅。

・・・・ というのも この季節ならではの 賢い過ごし方かもしれません。

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2007年7月 3日 (火)

舞妓haaaan!!!に がっかり( * - * ); ! 

あせること なかった! 上映時間ぎりぎり 映画館に入ったのに ガラガラ。

ネット検索では 興行成績2位 とか・・・・・。 これで??!

最初から 笑いっぱなし・・・・ ていう書き込みもあった・・・・?!

から 期待してたのに・・・・。

さて 映画始まって 5分くらいで たいくつした!

これから 面白くなるのかなァ~・・・・・・・

宮藤 官九郎の 木更津キャッアイ や マンハッタンラブストーリー

なんて 好きなのに・・・・・。

・・・・・ 画面では 阿部サダヲが ひとりで騒いで 行ったり来り 走りまわって

いるだけ。   ・・・・・ こちらに 伝わってくるもの 見事になし!ね。

ドタバタならドタバタでいいんだけど ちょっと 違う。

ナンセンスものとも 違う。

ただ スベッチャッタ!!(汗;) みたいね。

上映中 1回も 笑い声・・・・聞こえなかった!!

TVの威勢のいい宣伝に だまされたかな。  

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2007年6月25日 (月)

「キサラギ」 もう1回観たい!!・・秀逸な密室劇

好きな人を失くして それぞれが 失意の底にいるのに

ベタベタ情緒的にならず 作品全体が乾いているのが とてもよかった!!

きっと 男5人という設定も 作品成功の重要な キーポイントね。

それに 娯楽 ミステリー 時代の空気感・・・ 

すべての要素が うまく混在している。

さすが! ・・・・「ALWAYS] 3丁目の夕日 の古沢良太の脚本でした!! 

この脚本 舞台でも O K 。  今度は是非 舞台で観たい!

売れないアイドル・如月ミキの一周忌に集まる男 5人。

・・・・・ はたして 彼女は 自殺なのか?

一室に集まった 男5人が繰り広げる 如月ミキ像が 次第に一つになっていく 

・・・・ とあって 観客は どんどん画面に 引き込まれていく!

終始5人の男の密室劇・・・・て

名作 「怒れる12人の男たち」 を思い出してしまうが

それに 勝るとも 劣らない 脚本の出来でした。

・・・・・・ それに 出演者の男 5人。

小栗 旬   ユースケサンタマリア  小出恵介  塚地武雅  香川照之

という 人選もバツグンでした。  ・・・・・それに なにより

こんないい脚本が演れて この5人は 役者冥利につきると思う。

ただ 一つ 残念だったのは 最後。

今度は 最後のワンシーンをカットしたものを 舞台で観たい。

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2007年6月18日 (月)

「善き人のためのソナタ」 他人の生活を盗聴することで受けるカルチャーショック!

生活に疲れ 人間不信になっている方。 ・・・・ 是非 観てください!!

え??  固い映画なんでしょ・・・ ですって??

・・・・ そ! そうです!!

1984年 東西冷戦下の東ベルリン。 屋根裏の監視室から 

ヴィースラー大尉が見たもの・・・・ これが映画の骨子になっているのです。

でもね。 疲れ 肩こり・・・・ とれますよ~~~!

わたしも・・・・・・・・・・・

・・・・評判のいい映画で 是非観たいと想ったが ベルリンの壁 崩壊5年前が

舞台とあっては 出かける前から 気分は重かった。

午後4時30分 映画館のなかは 人かげがまばら。

こんなに批評も良く アカデミー賞外国語映画賞 他いくつもの賞を受賞

しているというのに・・・・・・だ。

毎度 映画館に入るたびに想うのだけど 

これじゃあ劇場側も 大変でしょうね・・・・・・。

前置きはさておき シュタージという 東ドイツの国家保安省で働く

ヴィースラー大尉が主人公。

一党独裁の恐怖政治のなか 国家に忠誠心をもち 国家体制を守るためには

過酷な尋問や盗聴にも 疑問を持たない人物だ。

・・・・・ けれど 劇作家と恋人(女優)の生活を 盗聴することで

彼自身が変わっていく。

静かに 不器用に・・・・・・ やがて 我を忘れ 芸術に魅了される。

わびしい 孤独な役人が 次第に潤っていく姿を 私たちは 見つめる。

感動的な ラストシーン。

・・・・・・ やがて 深い感動に包まれ 映画館を出ました。

入る前の重い気持ちは どこにいったのでしょう・・・・・。

心のなかは 温かく充たされています。

今や日本は TV も 映画も お笑い全盛時代。

いいえ それが悪いというのでは ありません!!

・・・・・ でも しばらくは 騒がしい TV もニュースも 体に入れたくない

いつまでも この余韻に浸っていたいと想う映画でした!!!

 

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2007年3月 9日 (金)

「ドリームガールズ」 人生の厚みを圧倒的な存在感で・・・

Img_2072  夢をつかんだとたん 失った何かが分る ・・・・・・

 人生にはそういう時がある。

今の世の中が求めているサウンドと 作りたい曲がちがうという創作のジレンマ。

それでも 世に出たいという犯し難い夢の実現のため 

人種問題も 音楽業界の裏側も 飲み込んで 

「ドリームガールズ」 ファミリーは突っ走る。

ビートのあるサウンドと共に 一気に夢の階段を 

観客もひきこんで上っていく 「ドリームガールズ」

途中 花粉症のせいでなく 鼻につんと来るシーンが3回ほどあった。

涙も笑いも 人生も感じさせる厚みのある作品。

エフィー・ホワイト役のジェニファー・ハドソンの存在感 歌唱力は素晴しく

アカデミー賞最優秀助演女優賞に輝いたのも 当然という気がした。

・・・・・ それに 久しぶりに 心に沁みる歌を聞いた!

歌 ていいもんだなあ・・・・ 人生に 歌は絶対必要なんだと 改めて思った。

気に入ったのは 「One  Night  Only」 

エディ・マーフィ の歌唱力にも 驚かされたけど やっぱり 

ジェニファー・ハドソンの 豊かな歌声よね。

彼女は 他の映画賞でも 新人賞 助演女優賞を 総なめしたらしい。

最近思うのだけれど 映画が終わり スタッフのテロップが流れる間

10年前くらいには お客はどんどん帰ったものだけど この頃 皆 動かない。

静かに余韻に浸っている・・・・。 うがった見方すれば 

それだけ 今の人は 心に沁みるものを 求めているのかもしれない。

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2007年3月 2日 (金)

「フラガール」 シンプル イズ ビューティフル

「常磐ハワイアンセンター」 誕生の実話がもと。

福島県いわき市の寂れた炭鉱の町に 東京から連れてこられたフラダンスの

先生 借金まみれの平山まどか を 松雪泰子が演じる。

ソロで踊るシーン。  全く踊ったことがないという松雪が 3ヵ月でマスター

したという。 プロの役者魂か 見事だった。

ストーリーは 単純で こんな田舎で 「ハワイアンセンター」 なんて

とんでもないという反対派にめげず 健気な少女たち(なかには 主婦も)

が フラダンスを覚え プロとして舞台に立つまでの話。

今年度(第30回) 日本アカデミー賞 を4冠 受賞!!

  最優秀作品賞  最優秀脚本賞  最優秀監督賞  李相日

  最優秀助演女優賞  蒼井優

  蒼井優は これで12冠目というから 彼女の実力は大したもの。

純で 必死で 踊りも清潔感のある踊りで 良かった。

単純なストーリーでも こんなに賞を取れるという 見本みたいな作品。

蒼井優の母親役の 富司純子も とても良かった。

ストーリーが単純だからこそ 田舎の素朴さも貧しさも ピュアな感じも

鮮明に出せたのかも知れない。

まさに シンプル イズ ビューティフル !!

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2007年2月 1日 (木)

「愛の流刑地」 鶴橋監督に乾杯!

Img_1314 ひょんなことから 「愛の流刑地」 観ることになってしまいました。

 で 朝一番の映画館にいきました。

 どんな人が観るのでしょう。

一人で来ている人。 年配の方も 若い人も 男女同数くらいいました。

また 熟年カップル。 若いカップル。

バランスよく 同数くらいそれぞれ 座っていることに ちょっと 驚きました。

映画のPRが効いていること 映画館で映画が安く観られるようになったこと・・・・・

理由はいろいろありますが 社会は多様化して 自由になっていることは

確かだと思いました。

で これからは 「愛の流刑地」 の話。

まず 特筆すべきは 寺島しのぶの素晴らしさ。

硬質な石に 滑らかで豊かな水を流すような 演技。

こういう演技できる女優さん 他の追随を許さないほど 素晴らしかった。

そして その寺島しのぶを よく助けていたのは豊川悦司。

二人の息が とっても合っていて そこに敷かれた 脚本というレールが導く世界。

三人の子を持ちながら 人を愛する苦しみが 通俗的でなく

「愛」 として 昇華されていく・・・・・・。

繰り返し くりかえし 出てくる裸のシーン。

これだけの 露出がありながら 少しも汚れない!

先日の 山田太一のテレビドラマ 「まだ そんなに老けてはいない」は

肉体関係もないのに 薄汚れた不潔感が 画面いっぱいに出ていた。

作品の掘り下げかたの違い。 ・・・・・品格の違いです。

また 母親の富司純子が 寺島しのぶを 

少しも邪魔せず光る演技をしていたのも 観逃せない。

親子競演なんていうと ともすれば 観客を現実に引き戻しがちだが

裁判の要ともいう 重要な役をこなし 観客の涙を誘っていた。

ただ残念だったのは 一人 いきがっている長谷川京子と

同じタイプの 陣内孝則が 作品のじゃまをしていた。

特に 長谷川京子さん。 重要な対旋律の役なのに ぶち壊し。

二人とも 自分の役割の理解度が低い。

違う意味で 中村トオルも 適役とはいいかねた。

中村トオルはいい役者です。 でも  夫役は無理。 キャラクターが 違うもの。

もっと 夫役にふさわしい人いるんじゃないかな・・・・・。

もっと・・・・カチカチの企業戦士が似合う人。

「愛の流刑地」 の二人には 真逆の役なのだから・・・・。

でもそんなこと 配役の欠点も 寺島しのぶの演技の前では 

採るに足らないものに なってしまう・・・・・。

それほど 寺島しのぶは 素晴しい。

鶴橋監督も もちろん すばらしい。

監督 第一作 見事成功で おめでとうございます!!

 

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2007年1月29日 (月)

ミュージカル 「スウィーニー・トッド」 宮本亜門演出に満足

Img_1298 日本を代表する ミュージカルの演出家 宮本亜門の舞台に

お馴染みの市村正親 大竹しのぶが加わるならば 

観ない訳にはいかない・・・・・で観てきました。

ブロードウェイ・ミュージカル 「スウィーニー・トッド」  フリート街の悪魔の理髪師   

  脚本 ヒュー・ホイーラー    作詞・作曲 スティーヴン・ソンドハイム

  演出・振り付け 宮本亜門

ストーリーは 妻を判事にとられ 無実の罪で流刑された理髪師が 15年ぶりに

街に戻ってきたところから始まる。・・・・・・想像を超えた復習劇。

その壮絶で哀しく ブラックユーモア溢れたストーリーが

2007年1月の日本には 現実に近いことが 実際に起こっていて 

観ていて身につまされる・・・・。  

宮本亜門の振り付け 演出は さすがのもので テンポ 切れ 良く お客を

次第にひきこんでいく!

 だけど・・・みなさん 歌 もう少し上手くならないかしら。

まず発声・・・・。  きちんと発声がよく 聞いていて耳障りにならなかったのは

理髪師の娘役 ソニン だけでした。

え~。ソニンて こんなに歌 上手な人だったんだ と遅ればせながら 

感心しました!  発声の基礎ができているのですね。

 大竹しのぶ も さすが芝居は 群を抜いてうまいけど・・・・歌はね・・・・。

ミュージカルですもの ・・・・ いい曲 多かったのに・・・・

もう少し上手な歌が聞きたかったな。

             

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2007年1月17日 (水)

「カンブリア宮殿」 走り続ける勘三郎

Img_0937  ホストの村上龍とは 「リュウズ・バア」? 以来の再会ですって。

 懐かしいですね。  昔 そんな番組 ありましたね。

 中村勘三郎 18代目継いだのは もう一昨年になるのですね。

襲名披露公演の3ヵ月間 私も 歌舞伎座に通いつめました。

観客 71万人 動員。  経済効果 160億円 ですって。

タイシタモノ・・です!  正直 勘三郎の芸は 毎日観てもあきませんからね。

芸の世界は 40、50は 洟垂れ小僧。

50代半ばの勘三郎は 祖父の 名優 六代目 尾上菊五郎に近づくため

今も 走り続けています。

  2007年   ニューヨーク公演

  2008年   ベルリン公演

・・・・世界にはばたくだけじゃありません。

今 浅草に 常設の芝居小屋作るために 走りまわっているそうな。

総工費 20億円。  

歌舞伎の将来を見据えた行動です。・・・・・そうそう。 高校生に 1500円で

歌舞伎を観せることもしています。

歌舞伎のお客さんの高年齢化の心配もしてる。  

若い人が沢山観るようになるといいわね。

・・・・・・だって 歌舞伎 てすごく自由なものですもの。

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2007年1月10日 (水)

満足感いっぱいの「初春大歌舞伎」

Img_0844  新年にふさわしい演目が揃った 1月の歌舞伎座。

 1年間 歌舞伎座に姿を現さなかった 勘三郎に逢いたくて

 いそいそと出かけました。

昼の部の「俊寛」 「勧進帳」 は 何回か観てるし 何より 勘三郎がライフワーク

と云ってはばからない 「春興鏡獅子」 ・・・・これを見逃すことはできません。

一、  廓三番叟  御年八十七歳になられる 雀右衛門のきれいな御姿。

            相変わらず いつもお元気な富十郎。 二人の舞は 初春

            にふさわしく 目出度い。

二、 金閣寺    悪役 幸四郎の松永大膳。  大膳に捉えられ嘆きの雪姫は

            玉三郎。  雪姫を救う 吉右衛門の此下東吉。

            これ以上ない役者が揃って 素晴らしい舞台を観せてくれた。

            特に 玉三郎の 雪姫は 気品があり かわいらしさもあり

            縛られた身で 足で桜の花びらを集め ねずみの絵を描くという

            むつかしい名場面も 格調が少しも毀れず さすがでした。

三、春興鏡獅子   少し痩せられたかしら勘三郎さん。 小姓の弥生のういういしさ

             が すっきりしたお顔にぴったりで 舞も可憐。

             それに 長唄囃子連中の 演奏の素晴らしさ。

             緊張感のある舞台 ていいですね。 橋之助の息子たち子役

             の踊りも見劣りしなかったし いよいよ 後ジテ。

             力つよい獅子の舞も 演奏と一体になって 舞台を作り上げて

             いきます。

四、切られお富   鏡獅子で もう充分満足なご馳走に え、まだ 演目があった?

             という気分だったが・・・・これが これが 福助の百戦錬磨の

             お富役で 客を湧かせてくれた。 お富役は 初めての挑戦

             とあったが 適役でした。

歌舞伎の恩人とも云える永山会長が 昨年12月13日亡くなり 役者の皆さんも

身の引き締まる思いをされたのではないでしょうか。・・・今月の舞台は 隅々

まで 心の行き届いたいい舞台でした。

私の隣に座ったかたは 今月は毎週いらしてるそうですけど 本当に この舞台

だったら 今日でも明日でも もう1度観たいと思います。

舞台が終わって 帰り仕度の背中に 

「楽しみに待ってた時は 長かったけど 始まったらもう 終わりね」

という声が聞こえてきました。  考えれば正味4時間余りの長時間 少しも

退屈せずに 舞台に我を忘れ 楽しみました。      謝!  謝!!

             

            

         

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2006年12月11日 (月)

歌舞伎座 「12月大歌舞伎」 批評

Img_0093  暖かな冬の一日 クリスマスに彩られた銀座通りを抜けて

 歌舞伎座に急いだ。

         ☆             ☆

一、 神霊矢口渡   六郷川の矢口の渡し。渡し守の頓兵衛は、足利と新田の

              争いで、金欲しさの足利側。父とは、似ず、気立てのいい

              娘は、客の新田義利に新田と知らず、一目ぼれ。父から

              義利を守ろうと、命をかけ、純愛を貫く。

              舞台装置のうまさ。 娘役の菊之助の真摯な役つくりで

              充分見ごたえのある舞台だった。

二、出刃打お玉     池波正太郎が、故・尾上梅幸のために書いた作品。

               面白い筋を つまんなくしている原因を 出演者で

               考えてもらいたい。  池波正太郎先生がみたら何と

               おっしゃるだろう・・・・・。

三、紅 葉 狩 り     姫から鬼女へ。 使い分けた海老蔵の舞が 見事。

               紅葉の美しい舞台と共に、秋を満喫させてもらいました。

               また、海老蔵の実妹の 市川ぼたんの踊りも愛らしかった。

  

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2006年12月 3日 (日)

「ALWAYS 3丁目の夕日」 そうだといいね・・・・

_051_1  映像技術は高いのに 34年の懐かしい道並み カメラワーク

 音楽 ストーリー すべてが 自己主張することなく 滑らかに

 滑りだす・・・・ やがて ・・・・・ いつの間にか とりこにされ

静かに 暖かく・・・・・ クリスマスに降る雪のように・・・・心に沁みてくる・・・・・・・。

          ☆                    ☆

売れない小説家 茶川竜之介(吉岡 秀隆)は 飲み屋のママ ヒロミ(小雪)に

身寄りのない子供 淳之介(須賀健太) を押し付けられる。

   お前とは 縁もゆかりもないんだぞ。赤の他人なんだぞ。

と いいつつ暮らす二人の 主旋律。

お向かいに住む 鈴木オートの家族 則文(堤真一) トモエ(薬師丸ひろ子)

一平(小清水一揮) 六子(掘北真希)の 対旋律。

二つの家族に からんでくる 3丁目の人々ー。

泣けて・・・笑って・・・・また泣いて・・・・・・最後には 涙が止まらなくなった!!

人の暖かさ・・・・・・。

素朴な暮らし・・・・・・・。

気持の深さ・・・・・・。

こんな 生活が ついこの間まで 東京には あったのですよね。

勿論 東京以外でも 日本中にあったのでしょう。

ストーリーの最後 3丁目の人たちが それぞれの場所で 大きな夕日を

見上げます。  ・・・・・感動の結びは オート鈴木の親子3人の せりふです。

       今日も きれいね。

       きれいだなァ・・・・・。

       当たり前じゃないか。 明日だって あさってだって 50年先だって

       ずーと 夕日は きれいだよ。

       そうね。 そうだといいわね。 

       そうだといいなァ・・・・・・・。

50年先・・・・・・!! 答えを知っている私たちは・・・なんと答えるのでしょうか・・・・・。

       

     

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2006年11月20日 (月)

11月大歌舞伎 について

_931  11月の歌舞伎座公演は 正式には 

 「吉例顔見世大歌舞伎」 と銘打つ。

 15日 夜の部を観劇。

一、          鶴亀・・・・・鶴が 三津五郎   亀が福助 の華やかな舞

             だったが 舞台設定は 春の節会の宮殿。

             演者に不足はないが どうして11月に?

二、良弁杉由来   東大寺の良弁大僧正(仁左衛門)が 春日大社の二月堂で 

             我が子をさらわれた後に零落したという みすぼらしい老婆

             (芝翫)に会う。実は この人こそ 良弁の母 渚だったという

             人情話。 芝翫の好演で 舞台が引き締まり 何度も観る機会

             のある演目ながら しみじみとした気持にさせられた。

三、雛助 狂乱    狂乱とあるが 菊五郎の舞には 狂気は見られず残念。

   五 條 橋    富十郎の弁慶 富十郎の長男 鷹之資七歳の牛若丸。

             富十郎の舞が 父親とも弁慶ともとれる 抱擁力のある舞

             で また 牛若丸の舞が 血筋の良さと 舞に対する真摯

             な姿勢が感じられて とても良かった。

四、河 内 山    おなじみの 河内山宗俊は團十郎。

             快復した團十郎に 惜しみない拍手が贈られ

             大向うからは マッテマシタ!と掛け声も ひっきりなし。

             舞台の團十郎も 客も一体となって 芝居を楽しんだ。

本日の圧巻は 團十郎の河内山宗俊だったが 富十郎親子の舞も 芝翫の母

も 共に見ごたえがあった。 来月は菊五郎の出羽お玉。是非おざなりじゃない

凄みのあるお玉を演じて欲しい。

      

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2006年9月15日 (金)

THE 有頂天ホテル

_194  今日(9月15日) 笑っていいともに 三谷幸喜さんが出てきた。

 DVDと本の宣伝だったけど 寸劇(?)も見せてくれた。

で 好きな 有頂天ホテルの感想を書くことにします。

「生きたいように生きろ」という 映画のテーマ。

相変わらず 三谷ワールド炸裂という感じで 笑いどうしだった。

ただ 気になったのは フィナーレで みな 役のまま フィナーレを迎えるが

松 たか子だけが 役をさっと脱ぎ捨てて 松たか子になって アップで映っていた。

(と書いてきて ふっと思ったけど この人ずーと 松たか子だったかも・・

ホテルのメイド役だったんだけど・・)

とにかく それで ずーと積み重ねてきた ホテルのディテールが 毀れてしまった。

面白い映画なのに 最後の満足感が 集結しないのは 

そんなところに 原因があるのではないかなー。

松たか子のことは 好きだし とくに声がいいと思っているけど・・・残念!

最後に 素の松たか子さんを写してしまったのは 三谷さん

松さんに気を使ったのですか?

三谷幸喜の作品を 見るたびに私は 「和製ウッディアレン」だと思ってしまう。

もし すでに言っている人がいたら 私と同じ意見ということです。

もし 誰も言ってなかったら 私の素敵な発見です!

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2006年9月14日 (木)

新橋演舞場 魔界転生

   _201                     山田風太郎の 奇想天外な 時代小説の 舞台化。

   すでに 映画にもなっている。

    天草四郎 宝蔵院胤舜 宮本武蔵 荒木又右衛門 柳生但馬守・・・

それぞれ 無念の死をとげた人が 生き返る・・・

非常に 面白い 舞台だった。

終盤 廻り舞台をふるに使った 立ち廻りでの盛り上り。

最後の天草四郎も良かったし なにより 最初から最後まで 舞台を盛り上げて

いたのは 柳生十兵衛扮する 中村橋之助。

生意気な言い方かもしれないが ここ五年位のうちに みるみる 力を蓄えたと思う。

義兄 勘三郎。兄 福助という恵まれた環境。

ニューヨーク公演での経験。

すべて 血となり肉となり 今 走り出した感がある。先が楽しみな役者さんだ。

 やはり 原作 山田風太郎の面白さ。脚本 演出のうまさ。役者の心意気。

そんなものが 合体できた時 客は満足して帰るのだろう。

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2006年8月24日 (木)

辛口 八月納涼歌舞伎批評

歌舞伎役者の皆さん もっと かぶいて下さい

8月8日に幕を開けた「八月納涼歌舞伎」に 翌日の9日に 例年と同じように

2部 3部の切符を買って 出かけた。

今年は 中村勘三郎が 襲名巡業のため 姿が見えないのが 寂しい。

2部 吉原狐    はやとちりの芸者 おきち(福助)が起こす騒動が 可笑しく

            また 珍しい橋之助の女形と福助兄弟の丁々発止も 楽しませて

            くれた。 

   駕屋      三津五郎の駕屋は さすが踊りの名手 いつもの切れのいい

            舞が健在。 そして 特記すべきは 故坂東吉弥の孫 小吉の

            犬。初舞台と思えない舞台度胸の良さと 筋の良さが 三津五郎

            の舞に 決して負けていない。 心をこめて むく犬を演じている

            それが 客席に伝わってくる。 マンネリしている役者さんは

            見習って欲しいと云っては いいすぎか?

三部 南総里見八犬伝

            犬年にちなんでの八犬伝 だそうだが つまらなかったなあ・・

            演じてる役者が 楽しくなくて なんで お客が楽しいの?

            と いいたくなる舞台だった。最後の大屋根のみせどころ

            追われてるはずの信乃(染五郎)のすまし顔からは 追われる

            者の闘志 危機感 なにも 伝わってこない。 

                           確かに 斜めの屋根では 危険もあるだろう 

                           だからよけいに 覇気が感じられていいはずなのに 

                          ただ舞台も衣装も華やか ・・だけだった。

            歌舞伎 て かぶくのでしょ。 

            特に 八月の納涼歌舞伎は その性格が色濃いはず。

             ☆            ☆         

先日 池波正太郎の本を 読んでいたら 戦中 戦後いかに歌舞伎役者の方々が

歌舞伎の存続を危ぶみ 苦労されたかが書いてあった。 今日のような舞台を見ると

そういう名優といわれた先輩役者に 一ファンとして 申し訳ない気持ちになってくる。

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2006年8月14日 (月)

〔香華〕を観て

〔香華〕を観て   BS2の映画を とうとう最後まで 観てしまった。

[香華] 一部 二部  木下恵介 脚本 監督  出演 岡田茉莉子・乙羽信子・田中絹代

     杉村春子・加藤剛・岡田英次・三木のり平 原作は有吉佐和子

     身勝手な母親に振り回されながら 母につかえていく娘の愛憎を描く

岡田茉莉子 乙羽信子の演技に脱帽  

木下恵介 て 「夕鶴」しか 知らなかったけど すごい監督だ!

脚本もとても良くて 秀逸!!!!

日本映画の底力を感じられることが できて 嬉しかった

特に ラストシーン 「ここの海は 寄せる波はあっても 返す波はない」

のせりふに いままでの主人公の人生 これからの行き先が暗示されて

深い感動がのこった。

質のいい映画は 美味しい食事に匹敵する ね!

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